杜の都のSF研日記(アーカイブ)

旧「杜の都のSF研日記」http://d.hatena.ne.jp/sftonnpei/ 内容を保管しております

お知らせ

本ブログは東北大学SF推理小説研究会、SF・ライトノベル部会の情報発信と称するざっくばらんな書き散らしの場ブログとして運用されていましたが、 当時の執筆者が卒業・修業のため現在は更新を停止しております。 (更新期間:2005年~2012年)東北大…

執筆者:ちゃあしう 本ブログの〆として

東北大SF推理小説研究会 SF・ライトノベル部会の内輪ブログとして始まり、存在バレから次々執筆者が逃げていまやこんな有様になりました本ブログ 開始から6年以上経ってるというのがなんだか不思議です ただ、本ブログを通じても多くの人と知り合いましたし…

これから大学を目指し、そして生活を春から迎えようと言う人々へ

自身の経験より 参考になるかは分かりませんので話半分程度に ・家具家電は可能な限りいいものを揃えていけ ・時間があるのは今だけでマジで チャンスは逃すな 使い方は工夫すべし 飯食ってる間に、勉強の合間に進められることも結構ある ・使えるものは何で…

というわけで、本ブログの(私による)最終更新となります。

シャトル・フィクションズ番外編 もくじ兼年表

シャトル計画&作品年表というかたちで作ってみた。 時系列に並べると、傾向も見えてくる? なお、原作発表年は原作が本国(海外の場合)最初に発表・公開された時を考慮。

シャトル・フィクションズ 最終回 A DAY WITH SHUTTLE, AND THE DAY AFTER 「軌道傭兵(オービット・コマンド)」「星のパイロット」「パスカル・シティ」「ASTRONAUTS」

最後の特集として、シャトルが真に(かつて想定されていた「宇宙のDC-3ダコタ」のような)日常に欠かせない存在となった時代を描く哀愁の作品を紹介して、次の世代を考えながら本企画を閉じることとする

シャトル・フィクションズ 第九回 翼ある追随者たち 日の丸シャトル・HOPEの夢と現実 「北京原人 Who are you?」「ナイト・ダンサー」&おまけ

日の丸シャトル計画は実際のところ結構歴史が長い。シャトル計画がコロンビア飛行で順調にいき出したころには「ヤマト」と呼ばれる小型シャトルの試案が出ており、これは(当時の)次期国産ロケットH-IIの登場で一気に具体化、H-II ORBITAL PLANE略してHOPE…

シャトル・フィクションズ 第八回 標的(ターゲット)は星の船 「シャトル防衛飛行隊」「イグニッション」「アナンシ号の降下」「スペースシャトルぶんどり大作戦」

スペースシャトルを扱う作品の紹介企画の8回目。シャトルは公共事業化した宇宙開発、とはいえどもまだまだ国の大きなイベントの一つである事に代わりはなく、ケネディ宇宙基地は厳重に警備されている。だが、それを狙うものが出てきたとしたら?かの『00…

シャトル・フィクションズ番外編 スペースシャトルのあゆみ

さて、スペースシャトルを知るにはその成立までを知っておくほうがいいだろう。いかにしてこの異様な宇宙機が誕生したのか? 主にEncyclopedia Astronauticaなどから情報引っ張ってきてます 他、最近の往還機開発資料ではこれなんかも ・宇宙の大目標につい…

シャトル・フィクションズ 第七回 地には平和を、天にも平和を 「FUTURE WAR 198X年」「SRV-5宇宙戦闘艇 シャングリラ作戦」「オーバー・キル」「降伏の儀式」

これまで続けて来た軍用シャトルネタの〆ということで宇宙時代のカタストロフィについて。レーガン大統領の発表した戦略防衛構想SDIは強力な「盾」として機能することを目標としていた。だが、核抑止とかいう冷戦期の困った概念からすると、片方のバランスが…

今後について

地震後の色々な激変でほったらかしにし過ぎた感はありますが、とりあえず〆ぐらいはしてから終わらせたい と思っております。 (ちゃあしう)

地震体験記

地震の被害規模が判明するにつれ、これが平成最大どころかここ100年ほどで最大の大災害であることが明らかになってきている昨今。今回の東北関東大震災(東北地方太平洋沖地震)の際、自分がどういう目に会ったか、そしてそこからどのような反省点が出て…

大地震に関して

wikiより転載 同一人物が書いてますが 今回の地震では宮城県をはじめとして、東北・北関東の多くの地域が地震と津波による大きな被害を受けました。被災された方々、犠牲になった方々に深い哀悼の意を表します。我々SF推理小説研究会は、幸運にも 部員全員の…

シャトル・フィクションズ 第六回 レッド・スター/レッド・シャトル 「シャトル亡命軌道」「宇宙戦闘機アルファ・バグ」「ウインターホーク」

アメリカが新型宇宙機「スペースシャトル」を実用化した頃、ソ連はそれに猛然と食って掛かってきたことは前回も示した通り。アメリカのシャトルは「敵性衛星の捕獲」「宇宙兵器の打ち上げ」手段であり、これは宇宙での軍事的活動を制限する宇宙条約違反だと…

シャトル・フィクションズ 第五回 シャトル軍事利用の夢と現実 「シルヴァー・タワー」 「イントレピッド号強奪指令」「キンズマン」

スペースシャトルを巡る物語、今回はシャトルの軍事利用を巡る話を紹介しよう。スペースシャトルの登場で人工衛星の打ち上げだけでなく、その補修や部品交換が行えるようになったことは一方で衛星の大型化*1を生むが、その一方で「宇宙の軍事利用」に大きな…

今年の総決算 ベスト2010

毎年恒例企画… やっぱり俺しかやってないけどな!!!! 今年は自己への敗北を喫し、その夏以来ロクな映画も本も…という状況が苦々しいところです。 映画 ・第9地区 ・インセプション ・イヴの時間 ・月に囚われた男 ・涼宮ハルヒの消失8月以前(とくに春)…

「Steins;Gate」の後はこれを見ろ! ゼロ年代時間テーマ映画セレクション

先に「『Steins;Gate』は『時間もの』を良く研究している!」と言ったけれども、じゃあ他の『時間もの』って何なのよという人もいるだろう。トゥルーエンドを迎えて賢者タイムに入ってしまった人も(自分も結構長かった)同じような話をさくっと楽しみたい人…

選択者は混沌の時間線を迷い 「Steins;Gate」

XBOX360版もやったけど、PC版を買った俺が通りますよ。というわけで珍しいADVのレビューをば。ネタバレは極力抑えてあります。 シュタインズゲート それが、運命石の扉の選択か。 エル・プサイ・コングルゥ。 Steins;Gate (シュタインズ・ゲート) (通常版) -…

「ずんだ文学」、文学フリマまたまた参加!

...もう本ブログももはや消えかけといった感じですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか (まあ、書く人間がいないという根本的な問題が解決しないもんだから。wiki同様。) せっかくなのでこれまで同様、「ずんだ文学」の文学フリマ参加をちょっと宣伝してお…

シャトル・フィクションズ 第四回 スペース・レスキュー119 「亜宇宙漂流」「SF/スターフライト・ワン」

スペースシャトルになぜか人命救助が任されることもある。スペースシャトルの登場は(実際にはちっともそうなっていないが)宇宙旅行の可能性を一部に掲示し、実際にNASAではカーゴベイを大量輸送用に改造したバリエーションを検討していたとされる。自分も…

シャトル・フィクションズ 第三回 ディザスターVSシャトル 「THE DIG」「ヘルメス 落ちてくる地獄」

いろいろやっていたらほったらかしにしてしまった。申し訳ない。 フィクションの中のシャトルを紹介する企画の第3回はディザスター特集。宇宙からの危機と言えば宇宙人と隕石がツートップで、ガンマ線バーストやブラックホールはまだまだメジャーじゃない(…

クリストファー・ノーラン「インセプション」

私たちは列車を待っている。 列車は遠いところへ連れて行ってくれるが それがどこへ行くかは知らない。 主人公であるコブ(レオナルド・ディカプリオ)は寝ているターゲットの夢の中に侵入し、アイデアを盗みだす新手の産業スパイ。ある日彼はとある日本の大…

ダンカン・ジョーンズ「月に囚われた男」

まさかこんなにすぐ終わるとは思わなくて慌てて見に行ってきた 「僕も新しいサムとプログラム通りにやっていけるさ。」 「俺たちはプログラムじゃない。人間なんだ。」 http://www.moon-otoko.jp/ 21世紀半ば、人類はついに地球を汚さぬクリーンエネルギー「…

J・P・ホーガン死去

1月にはSF翻訳&研究家で作家でもあった柴野 拓美(小隅黎)氏がお亡くなりになっていましたが、今度はジェイムズ・P・ホーガン先生までもがお亡くなりに。ミステリ扱いすらされる『星を継ぐもの』は言うに及ばず、その跡を継ぐ『巨人たちの星』シリーズ3作…

やっぱり見ていたような雰囲気 「デジャヴ」時間軸解釈完結編?

これまで2回ほど考察した、トニー・スコット&ジェリー・ブラッカイマー制作、デンゼル・ワシントン主演のサスペンス映画『デジャヴ』。映画館で見たときはあまり人がいなくて見た後「傑作じゃん!どーして人気が出ないんだよ!面白いだろう!」と悔しかった…

オカエリナサλ 

一つの探査機と、一つのカプセルが、夜の闇を星となって流れた。 一瞬のその光の中に、人々が見たものは、希望、新発見、 転回、神運用、別れ、そして運命(さだめ)。 いま、全てが終わり、駆け抜ける悲しみ。 いま、全てが始まり、きらめきの中に望みが生…

シャトル・フィクションズ 第二回 アポロとシャトルのミッシングリンク 「宇宙からの脱出」

今回も引退を控えるスペース・シャトルをめぐる物語を紹介する。今回はスペースシャトルとアポロの間にあたる時代に何があったかという部分に迫る作品。 有人月着陸・探査計画は「60年代に人類を月に送り込む」というケネディ大統領の悲願を達成したものの…

シャトル・フィクションズ 宇宙往還機をめぐる物語たち 第一回 「スペースキャンプ」

スペースシャトルが引退する。このニュースに落胆を感じる人は多いだろう。もうこの白い大きな翼が宇宙へ向かうのは数えるほどでしかない。今回無事帰還し、羽を休めることとなるアトランティスの打ち上げ前〜打ち上げまでの写真たちが紹介されているサイト…

5月23日(日)第10回文学フリマに参加します!

お知らせですが、第十回 文学フリマに参加します。 L-12スペース、ずんだ文学の会にてずんだ文学第二号(500円、全100ページ)を頒布します。 内容は次のとおり。 小説 羅針盤がなくても 禾原葉一 小説 Virtualized girl 黒井あやめ子 特別企画 想像力の文学…

ピーター・ジャクソン&ニール・ブロンカンプ「第9地区」

「お前は人間は殺さないと言ったはずだが。」 「あっちが撃ってきたんだ!正当防衛だ!」 エイリアンの乗った宇宙船が南アフリカ共和国・ヨハネブルグ上空に停止して20年。中にいたのは彼らの社会で働きバチに相当する頭の悪くて繁殖率の高い昆虫型エイリア…