杜の都のSF研日記(アーカイブ)

旧「杜の都のSF研日記」http://d.hatena.ne.jp/sftonnpei/ 内容を保管しております

ラノベ

読んだラノベの数がアホみたいにあるのだが、知り合いはほとんど誰も読んでいないので感想を書くのが無意味かつメンドクサイ。よって、適当に何作かだけ。
…一応いっておきますが、SF研でラノベを多く読んでるのなんてわたしだけですよ?

銀盤カレイドスコープ

焼豚氏がなんか言っていましたが、おもしろいですよ?
1,2巻は読んで損のない出来かと。3巻以降や、アニメについては読んでないので知りませぬ。
まぁ、所詮ラノベだといわれればそれまでですが。

空ノ鐘の響く惑星で〈9〉 (電撃文庫)

…つまらん。
今回は恋愛が主体。みんな上手くいきすぎ。
わたしの周りではこの作品は絶賛されているが個人的には少々微妙。
全体的には嫌いではないが、これよりおもしろい戦記ものはあると思う。

がるぐる!〈上〉 (電撃文庫)成田良悟

彼の『越佐大橋シリーズ』の三作目にして完結編(の上巻)。
殺人鬼・雨霧八雲と迷探偵・シャーロットを中心とした話。このシリーズの前の二作品は実はあまり好きではなかったが、これは結構好みになる予感。この筆者の作品は相変わらず、キャラが面白い。

紅 (紅シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)(片山憲太郎)

人類最強の請負人登場。さらに財閥の表三家、裏家業の裏十三家も出現。某シリーズを思い出さずにはいられません。メインヒロインが七歳なので、崩子ちゃんルートでしょうか。
ああ、『電波的な彼女』とリンクさせないでほしかったよぅ…。あっちは好きなのに。『電波〜』は近未来的な世界観の中で青臭く頑張る主人公(柔)がツボにきてたのだが、同じ世界のはずなのに、こっちの主人公は角生えるし…。ハァ。
この作品読むと、柔がピエロである印象が強くなって泣けてくる。あいつ、このまま一生ヒロインたちに頭があがんなそうだなぁ…。凡人相手に苦戦するし、頭よくないし…
ちなみに、この作品では九鳳院総裁の器ではなく筆者の器が問われてるような気がする。文章はいいが、構成がなんか下手ではないかと。

超妹大戦シスマゲドン (1) (ファミ通文庫)(古橋秀之)

………フ・ル・ハ・シ・ガ・コ・ワ・レ・タ!


企画もののようだが、古橋氏は作品があまりにも売れないため萌えに走ってみた模様。しかし、そこは古橋氏。たとえ萌えに走っても作品に対する態度は変わらない。頑張って、作品世界を作りこもうとしている様子が伝わってくる。つまり、わたしの感想としては明らかに滑っているのではないかと。
…タブン、ウレナイネ。

白い花の舞い散る時間 (コバルト文庫)

デビュー作としてはかなり文章が上手いほうかな、と。構成も悪くなかったが、まぁなんとなく先が読める展開であった。どこかで見たような気もするし。とはいえ、こういった黒い感じのラストは結構好みだったりするわけですよ。

火魅子炎戦記〈5〉 (富士見ファンタジア文庫)

火魅子シリーズ15作目。ここまできて初めて見ず知らずの人戦でが死ぬことに絶望する主人公。戦記ものなのに…、もう何回も戦争してるのに…、とまぁ、別の意味で感動できた。

天の獣に王なる翼を―白王烈紀 (富士見ファンタジア文庫)

ツマラナイ。
スケールが小さい。一国が相手のはずなのに何故個人戦しかないのだ?
国を左右する問題を扱っておいて軍団戦がないのはいかがなものか。

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がきくさい。上記の『天の獣に〜』でも感じたんだが、もしかして富士見ファンタジアの作品は対象年齢が小、中学生に限定されているのだろうか?