杜の都のSF研日記(アーカイブ)

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戦国自衛隊 関が原の戦い

公式サイト:http://www.ntv.co.jp/sengoku/ 今週が第2部。
先週はエンディングで思わず「きみのーすーがたはー♪」と聞こえてきそうな雰囲気でしたが
果たして「歴史を変える」派、「オラここに住むだ」派*1、そして日和見派に分裂した自衛隊の運命はいかに!


一般向けのドラマというわけでタイムパラドックスとか考えていないとは思っていたがまさか、
シナリオ自身それどころではなかったとは。(別の意味で)録画しておけばよかった

  • 結局歴史は変わらない、ということの理由付けが明確でない

 「自衛隊がのんきに死亡フラグを立てすぎた」せいと言えばいいのか?
「奇策」にやられるのは仕方ない*2が、それでも嶋村は歴史的には考えているわりに実際の合戦における
作戦立案しっかりやってないのが見え見え。74式戦車とUH-1があっても意味がない。
「時間順序保護仮説」ではなく、「シナリオの都合」なんだろうけど、陸自よく協力したな。

  • 「歴史は俺たちに何をさせようというのか」 

結局、何だったでしょう。教えてください。
「あの人たちの犠牲があったから、今の平和があるのだ」にしては時代が古すぎ、かつ家康の描き方とのギャップがある。
「だから時代に適合できない人物はイラネと言ってるだろう」 じゃあラストで某歴史上の人物を殺したのは何故だ?
「実は歴史の流れは最初からこうだった」 で、残された物資とかはオーパーツですけどどう処理すると?
「やっぱり、平和が一番!」 それを言っては全否(ry

  • 「真説:小早川裏切り」の理由はものすごく斬新。

合戦の中、矢にも刀にも当たることなくフラフラと進む伊庭の姿は神の領域。


 軍事的突込みは(もう)しない。90式がブリキ缶なら74式はセルロイド製かい!
 あとは伊庭の行動が二転三転する上、隊員たちの態度・心情が一日ごとにコロリと変わるのも気になる。
帰れるかもしれないと分かったとたんに死亡フラグ全開だと、はっきり行ってしらける。
 ラストはファイナル・カウントダウンぽいのを狙ってる割にはありがちなネタだったし
悟りにいたっては意味不明。台詞でもナレーションでも入れてくれよ


結論:理不尽なことがあったら、「これが戦国だ」(cv:藤原竜也) これから積極的に使っていきましょう。
軍オタの戯言は所詮「脳内自衛隊」(でも、74式VSパンツァーファウストor84ミリは期待していた私がいる)


あー、また長々と書いてしまいました。ごめんなさい
(やきぶた)

*1:でも、たった一人

*2:でも、あんまり言いたくないぞ。ヘリが「森林迷彩柄」忍者の自爆テロでやられるとゆーのは