近況
宇宙戦争 (角川文庫)
真っ先に浮かんだ感想、そしてそれは一貫した感想でも会ったわけだが、いやはや、なんとも古い。大砲で倒せる宇宙人はさすがに如何なものか。戦闘機があれば、あの火星人どもは楽に皆殺しにできそうである。ほかの惑星に行くときに宇宙服で身を守る、という発想がないのも微妙だし。まぁ、これは逆に言えばウェルズの先見の明ともいえるのだろうが。
ちなみに、映画は個人的にはなかなかだと思った。熱線、というかビーム兵器で人が灰(個人的にはあれは塩になっている、というイメージがわくのだが)になるシーンなど、筆舌にしがたい衝撃的な映像だったと思う。そこだけ、といえばそこだけの映画だったが。
余談だが、アメリカ人はいまだ日本人がカミカゼを好んでいると誤解していることがこの映画によって明らかになった。
涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)
小学生呼ばわりされてしまった。
でも、いいじゃないですか。ぬるま湯は気持ちいいんですよ!
そういえば、アニメが面白いな。なんか原作よりアニメのほうが面白いような気がする。というより、ネタが映像向けのものが結構あったのではなかろうか。
されど罪人は竜と踊る Assault (角川スニーカー文庫)
戯言使いと愉快な仲間たちのダークファンタジー。
この作者の戯言はけっこうツボなので作品が続くのはいいことだが、この巻は過去回想の話の割りにこれまでの伏線を放置している。そろそろ伏線の回収も始めて欲しいところだ。
ちなみに、根幹あたりに西尾の作品に近いものを感じる。おかげでエンターテイメントとしては楽しく読める。