杜の都のSF研日記(アーカイブ)

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動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

読んだときはいろいろと感想があったのだが、現時点で既にほとんど覚えていない。すべてが消える前に少しでも感想を書いておこうかと。
納得できるかどうかはともかく、なかなか説得力があるように思える内容。ただ、この人が例に挙げている作品のほとんどを知らず、彼の述べているオタクの第三世代に自分が含まれるのかがかなり疑問。
最後に、この本を読んで私が得た『萌え』の定義。『萌え』とは
―オタクの多くが持つ自分の中にある嗜好やこだわり、それを情報として先天的に内包するキャラクターに対して彼らが抱く執着―
のことではなかろうか。つまり、読み方と同様に『燃え』と『萌え』の違いは紙一重なのではないかと。正直、この二つの違いは未だよく分からないが、アニメは昔の方が面白かったと感じている私は『萌え』た事などないようだ、という結論がでている。
ヤッター、オレハマニンゲンダ!

やみなべの陰謀 (ハヤカワ文庫JA)

やみなべの陰謀 (ハヤカワ文庫JA)

昔読んだときは、面白いが設定の矛盾もかなり多い、と感じた記憶がある。だが再版版を読み直してみたところ、それほど違和感を受けるところがなかった。流し読みだった、ということもあるだろうが、頑張って加筆修正したのだろうなぁ、と。

ラキア (電撃文庫)

ラキア (電撃文庫)

「世界は同じ一日を繰り返している。」という帯の文句に惹かれて買ってみたのだが、九割以上が恋愛とか、なんかそんな感じで趣味ではなかった。

皇国の守護者 1 (ヤングジャンプコミックス)

皇国の守護者 1 (ヤングジャンプコミックス)

なにやら部活内では皆知っているようだったので、ちょっと立ち読みをしてみた。
いや〜、面白い! 傑作だ、これは。
ということで先が気になって仕方がなかったので思わず原作のほうを読んでしまった。…のだが、なんか漫画のほうが面白い? 設定とかはかなり細かく書いてあるし、悪くはないんだが、魅せ方という点では明らかに漫画のほうが上手い。しかも原作は後半ほとんど話が進まなくなってるし。あのペースでは漫画のほうが原作を追い越してしまいそうな気がする。頑張れ、佐藤大輔