杜の都のSF研日記(アーカイブ)

旧「杜の都のSF研日記」http://d.hatena.ne.jp/sftonnpei/ 内容を保管しております

隔絶読書

 時勢を反映しない読書というのもむなしいものです。とりあえず部室に今おいてあるラノベは一応
基礎知識として読もうとは思っているのですが。
まねしてみました

楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)

楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)

 クラークのファンを名乗りながら実は手に入れてなかった一品。だって今までずっと絶版だった
ろーが!!!と愚痴はこの辺にして。とある生物への言及が足りないのが伏線不足で難点だがそれを
除けば彼の本領発揮。イルカ島と同様に行ってみたいですなぁ。人の手が入ったほうがいいのか悪いのか
という議論でペンギンの住処という極端ながら意地悪な例を持ってくるのがナイス。
 これで心置きなく「ふわふわの泉」が読めるぞ という悪い人。
ブラッド・ミュージック (ハヤカワ文庫SF)

ブラッド・ミュージック (ハヤカワ文庫SF)

 宇宙消失 (創元SF文庫)エヴァも、90年代ジャパニーズバイオホラーもすべて原点はここ、か。
思ったより読みやすかった。ホーガン作品の科学者に慣れてるとヴァージル君は最初嫌な奴に見えて
しょうがないが。「幼年期」より「虎よ!」かなという気もする。イーガンは・・・まんまやね。
宇宙創世記ロボットの旅 (ハヤカワ文庫 SF 203)

宇宙創世記ロボットの旅 (ハヤカワ文庫 SF 203)

 スタニスワフ・レムが書いた童話。ただし、魔法使いもとい宙道士が使うのは粒子ビームに核融合
プログラミングにかの数学者の作った「悪魔」。こういう真面目な馬鹿話を今こそ復刊すればレム人口は
一気に増えると思う。ドラゴンの存在がまさか量子論で表されるなんて常人は考え付くまい。
しかし、旧東側のサイバネティクスって侮れない。かのミールもMSXの入ったモジュールがあったとか。


が、画像がねぇ!!!!