杜の都のSF研日記(アーカイブ)

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爆弾解体記(ちゃあしう)

さて、私が頼んだのは唐揚げだが、通の間では「手榴弾」で通っているとか。
大きさとしてはズバリ握りこぶしに収まるぐらい。あなおそろしや。

上とは打って変わっておとなしそうに見えるが、写真とは現実の2次元に対する
写像でしかなく、現実の一面しか切り取られぬことに留意すべきである。
当然唐揚げの下には野菜がたっぷり盛られており、盆の大きさはザーカイと
変わるところはない。ザーカイはいうなれば鳥の天麩羅であり量で責める
のだが、唐揚げはそれ自身が爆弾である。一発のダメージは相当大きいであろう
頭の中の早期警戒網が警告を発するも、その要請は直ちに場の空気により
却下される。人間、引けないことも往々にしてあるものなのだ。


結果:手榴弾の解体処理には飯の力を借りて成功するもそこで投了。
まぁ、他の人間よりは食べていたつもりではある。いろいろな意味で
人の弱さというものを思い知らされる一皿。ちなみに完食したのはセコマくんだけという我々のヘタレぶりでした。
彼は野菜を食わないのです。そんなことで自慢しないでください
結論:自爆、誘爆、ご用心。
(焼豚)