杜の都のSF研日記(アーカイブ)

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死に至る火星人のトビラ 「デストロイオールヒューマンズ!」(誰が火星人やねん!)

デストロイ オール ヒューマンズ!

デストロイ オール ヒューマンズ!

 いやぁ、購入して約18時間ほど*1でクリア。でも達成率53%・・・いつまでやらせる気だっ!
しかしネタ抜きでもなかなか良作。

ストーリー

 フュロン星人「ポックス博士」は宇宙でも貴重な天然麻薬「エンドロフィン」で一儲けすべく
クローン宇宙人「クリプト」を各星系へと派遣していた。そんな中、飛び切り優秀なクローン、
クリプト136が太陽系第三惑星「地球」で消息を絶つ。そこで博士はまるでダメ男くんな136の兄弟
クリプト137を彼の兄弟の捜索とエンドロフィン収集のために送り込む。
 地球において1951年、赤狩りの嵐が吹き荒れる未開の地アメリカに降り立ったクリプトの運命は?

システム

 海外版メーカー・パンデミックの製作したマーセナリーズとほぼシステムは同じ箱庭ゲーム。
UFOはバランス上の問題か決められた地点にしか着陸できないが、クリプト自身がジェットパックによる
3次元移動が可能なのでペイルウイングよろしくいろいろな場所に手軽にいける。よってさほど困らない。
 特徴としてロードが洋ゲーとしては驚異的に早い。また警戒度が上がってもさっさと母船に帰れるので
箱庭ゲームにつきものの「勢力ごとの友好度」のようなものは気にしなくて良い。
 人間に擬態する・相手の思考を読む・サイコキネシスで相手を持ち上げて吹き飛ばす*2といった
宇宙人ならではの能力は強力かつ楽しい。これってまさしくHalfLife2+「フォーガットン」だよな〜

プレイ

 エンドロフィンが通貨代わりだが、強制的に集めなければならない機会は少ない。
ミッションの「クリア方法」としての自由度は大きいが、ミッションを離れたところ(サブミッション等)
はちょっと物足りない。中盤のアタマを使わせるミッションはかなり歯ごたえがあるが終盤はごり押し。
 人間に擬態すると脳波スキャン(これで一連のネタを収集できる)をしまくる羽目になるが、流石に
同じ台詞をミッションやり直し等で聞いていると疲れてくるのも確か。
 あと、できればマーセナリーズと同じく二週目に突入して欲しかった。シークレット集めがただの
街散策では味気がない(派手に暴れればそれはそれでなのだが)
繰り返しプレイには向かないところが惜しい気がする。
 いずれにせよシステムは並以上に出来ている+ネタは懐かしの〜昨年の大ヒット作まで?含めて
いるので万人に〜とはいかないが良くできています。洋ゲー入門編としても悪くはないかな。

ネタ

 ホント大量なので全て書くのは不可能。とりあえず自分の頭の中で警告音が鳴ったものだけ。
ネタバレかどうかは不明だけどぜひ自力でと言う人のためにいちおう検閲。

*1:死ぬたびに生産されるクローンはクリア時47体。きっと「オイラが死んでも代わりはいるんやでぇ〜」と毎回言っているに違いない

*2:まぁ、ハーフライフ2の重力銃と同じ 最終的には危ないドラム缶から戦車まで投げ、質量兵器・進路妨害・目撃者排除に使える。

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