杜の都のSF研日記(アーカイブ)

旧「杜の都のSF研日記」http://d.hatena.ne.jp/sftonnpei/ 内容を保管しております

スペシャル

NHKなんかでも大型特集が組まれる時期になりました。
 危機と戦う・テクノクライシス 「軍事転用の戦慄 ロボット」では、これまでの「サイボーグ」「ロボットカー」と細切れに出してきたのを
まとめた感じ。プレデターとIAIの無人機ばかりが取り上げられて、「ミッション:インポッシブル3」でスクリーンデビューを飾ったグローバルホーク
やXシリーズが出てないのは残念だったが。しかもこの放映後、レバノン侵攻(+「ミルサード実戦での使用」報道 信憑性低)があったのは皮肉。
しかし、「サイバーダイン」を立ち上げ、パワードスーツ「HAL」を考案した山海教授が原点として引っ張ってきたのがハヤカワSFシリーズ、通称
「銀背」の「われはロボット (ハヤカワ文庫 SF 535)」!!!! そして高らかに読み上げられるロボット工学三原則 第一条!
演出に感服です。再放送は7月24日深夜。見てない奴は見逃すな!

 もうひとつは「恐竜VSほ乳類」。タイトルからしてちょっと怪しい印象だったが内容は普通。かつて元祖ハードSF萌えアニメ(嘘)
恐竜惑星」を放映したNHKが恐竜人間を否定するあたりはなんともいえないが、かつて不評を買った40億年はるかな旅の「花に追われた恐竜」
では、仮説オンパレードだったのに比べればトンデモ度は減ってる気がする。
 どうせやるならあの時も「恐竜は被子植物が食えなくて滅んだ」なんて小さい事いわずに「恐竜時代は重力が小さく制御されてたから
巨大化したんだよ!」「な、なんだ(ry」というぐらいの大風呂敷を広げてもらいたかったですね。
・・・さりげなくさよならダイノサウルス (ハヤカワ文庫SF)ネタ。

さよならダイノサウルス (ハヤカワ文庫SF)

さよならダイノサウルス (ハヤカワ文庫SF)