そろそろ積読を消化しよう!
遥か昔にセコマ氏から借り受けていた作品。短編集なもんだから気が向いたときに一話ずつ呼んでいったらこんなにかかってしまった。申し訳ない。
- 作者: 石黒達昌
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/06/01
- メディア: 単行本
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さて、この本は短編6話で構成されており、『希望ホヤ』、『冬至草』、『月の・・・・』、『デ・ムーア事件』、『目を閉じるまでの短かい間』、『アブサルティに関する評伝』となっている。これらを読んでみるとまず思うのが、これってSF?、という疑問。いや、SFではあるんだが、描き方がかなりドキュメンタリーに近いというか、物語というより文芸作品のような印象を受ける。はて、と思いながらあとがきを読んだら、どうやら文學界や、すばるとかに掲載されていた作品をまとめたものらしい。Jコレでそんなものを出すんだなァと、すこしJコレに対する認識を改めたのであった。
ちなみに、私が一番面白いと思った『希望ホヤ』のみがSFマガジンに掲載された作品だった。やはり私はどちらかといえばSF読みらしい。よかった・・・のか?
ガガガ文庫創刊記念で大賞をとった作品を買ってきてみた。
- 作者: 神崎紫電,kyo
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/05/24
- メディア: 文庫
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結論として、コレが大賞を取れるくらいならガガガ文庫には期待しないほうがよさそうだ、というところ。文章力や展開はまぁ脇においておくとしても、おそらく話の主眼としておかれているだろう屈折した人間の内面なんかが全然伝わってこない。理解はできるけど、なんか薄っぺらなんだよなぁ。狂気はもっとドロドロしてないといけませんよ?
こちらは、様々なSSを巡っているときに辿り着いたあるサイトの管理人さんが書いた本。そこにあったエヴァの二次創作の文章の雰囲気が気に入ったので、サイトで紹介されていたこの本を買ってみた次第である。どうも出版しているZIGZAG NOVELSというところはネット上の作家さんの作品を本にするところの様子。
- 作者: 七瀬由秋,横山えいじ
- 出版社/メーカー: リーフ出版
- 発売日: 2006/09/01
- メディア: 新書
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さて、肝心の内容だが、正直ビミョー・・・。やはり文章は悪くない気がするのだが、それ以前にストーリーにまったく深みがない。書いてある内容が中学生に勧めたくなるような内容ではなぁ。文章力とかの問題じゃないよな、コレ。
サイトが更新される気配もないし、もう、いっか。
そういえば、ガガガ文庫つながりで思い出したのだが、以前わたしが田中ロミオはつまらなかったといっていた原因はコレである。見るとわかるんだが、実は田中ロミオは帯の文句を書いただけだった。すまんこってす。勘違いだったバイ。つうか、「俺が震撼」とか書くな! 勘違いするじゃないか。
とはいえ、このゲーム、レビューとかを見るとそれなりに評価されているようだが、私はまったく面白いと思えなかったのでこれを絶賛している田中ロミオに対してもやはり興味は沸かないのであった。