杜の都のSF研日記(アーカイブ)

旧「杜の都のSF研日記」http://d.hatena.ne.jp/sftonnpei/ 内容を保管しております

愛と憎しみの行き着く先は殺意と申しまして

いつの間にパーフェクトソルジャーの話になったんだか。というのはおいておくとして一期が終了したガンダム00について
 二期分割というのが響いてかかなり駆け足になった後半。スローネ登場をもちっと早めてうまいことやってるほうがよかったのかもしれないがこれはこれか。
 でもキャラをシナリオや何から度外視して大事にしすぎた結果が前やっていた奴(あえて名前は出さない)だが、今回はいろいろ使い捨てた割にはなんだかなーという感あり。
・「このGNフラッグで!」
 今後を見据えたGNドライブ運用のテストというMSV的なものにしては優遇されてるまぁ、ガンダムにいろいろと善戦している+フラッグ専属のテストパイロット経験あり+高度な技術スタッフの支えがあって軍内の支持を取り付けたってところか。なんにせよ、そういう機体ならなおさら実戦投入しちゃいかんだろう。でも一話にして爆散。
 前回たとえでラプターを引き合いに出したのでそれにあわせて話を進めると、F-22のエンジン(F119-PW-100)を雪風のフェニックス・マークXIやバルキリーのFF-2001熱核タービンエンジンに換装するのはやればできないことはなさそうだが、今回のGNフラッグはそんなものとはレベルが違う。むしろゼロ戦にヒョイッと未来人から渡されたF110積んで敵から分捕ったガンポッドを積んで戦うって感じ。なんにせよ無茶だぜ


・「本当の超兵ってヤツをなぁ!」
※今まで分かった情報からの妄想なので公式設定とは異なる可能性があります
反射速度の向上を狙ったサイボーグ開発の中で感覚器と脳を量子ビットで結ぶアイデアが出る
両方の素子の絡み合いにより反射速度は事実上ゼロになる(はず)
そうして初期超兵が完成 訓練等を開始
しかし劇中言われたとおり、「思考速度が追いつかない」問題が露呈する
じゃあ、思考速度も速くしようということでアタマの中にも量子ビットを導入
脳内での信号の流れも速くなるはずと科学者たちは考えた。
しかし埋め込まれた新たな回路から新たな思考、そして新たな意識が誕生
そうして凶暴なもうひとつの人格ハレルヤ、漂流事故における「方程式」的状況にて覚醒
やっぱアタマに新たな回路を作るのって危険だよねということで被験体D57 廃棄処分
先の超兵の中から完成品として一人が「唯一」公式の超兵として実戦に投入
ソーマ・アレルヤ間で回路内の量子絡み合いが発生するので混信・頭痛


という感じだろうか。強化人間の記憶改ざんはお約束なので覚えてないのは当然か?


・地球―軌道間の移動
「強襲用コンテナ」が一種の往還機として機能していた。でもこれって一番先に用意されるべきアイテムでは?早い段階で軌道エレベーターによる運搬が抑えられる可能性も考えるべきだし。また演習のときキュリオス+ミサイルオプション+コンテナなんかで一撃離脱すれば一瞬でミッション完了なんて手も考えられる*1
母艦にGNドライブが使われているわけでもないし、現実世界との技術的リンクも考えると、旧諸作に登場した「なぜか空も飛べるし大気圏突入もできる宇宙戦艦」*2を出すわけにはいかないのが大きいのかも。ガンハザ・AC的に大型飛行母艦を作る手はどうだ?ただしステルス性という問題は残る。こいつにもおそらくガンダムが一機常駐する必要*3があるだろう
 そう考えると国際救助隊が隠密性を確保できたあの世界っておおらかだなぁ。


・量産機
ギアスで当初考えられてた「冷戦構造」に近いため?主力一線機よりなにかとヘリオン(頭部や前部装甲等バリエーションがすごく多かった さすが輸出しまくり)の出番が多かった。言ってみればサベージやスコタコの役回りか。あとは地上よりも宇宙用ティエレンが大活躍。アザディスタンで砂漠の旧世代MS戦をちょっとばかし期待したんだが全然なくて涙目。MSによるテロ、というものにも踏み込んでほしかったかな。レイバーならともかくあんなバカでかいものどうやって隠す。
 そういや宇宙ではテロリストのヘリオン・宇宙鉄人・ジンクスの三種しか出てない。ユニオンの宇宙戦力が気になるところ。OPでは量産フラッグが映ってはいたが。
 これからはジンクス派生機が連邦軍主力機となる。バリエーションやんのかな。


・統一された世界
武装テロ上等なサンダーバード」という感じだった旧CBチームと計画思考を早める+己の欲望を満たさんとするため急遽造られた?新CBチーム。そして彼らの目標第一段階はズバリ「皆の敵になって世界をまとめる」であった。しかもシステムトラップからするとどうもイオリアには下心があったとしてもいちおうよい方向である可能性が高い。うーむ、なんなんでしょう。ホントに「エンd(自主検閲)」をモチーフに造ろうとしてたならマジであんな皆さんが外から登場するのか二期は。まさか外惑星調査隊(レイノス・ナデシコをはじめとしてその元祖はかの「故郷は地球」である)とか??それともこれからCB=イレギュラーとして逆にここまで構築されたシステムを壊すのか?自分ひとりで作った状況ではないにせよ。


・・・しかしなんだってスローネやらサーシェスにCB周辺をかぎまわる連中を消させたのかそのへんだけが疑問。新CBチームが当初の予想の「管理者部隊」どころかフライトナーズよりさらに前座な感じだったし。ラグナにいたっては第二ファウンデーションどころか何も知らないおっさんだった!そしてすぐ死ぬ。ちょっと待てぇい

5年後のルイスを見て少尉殿を思い出したのは俺だけでいい。こら、勝手に書くな

*1:雑誌のMSVでは一撃離脱オプションを装備したキュリオス・ガストなるものがいちおうある

*2:それでも飽き足らずに海に潜行するヤツまでいる。まったくもって恐るべし。

*3:外部迷彩皮膜展開のエネルギー供給 と妄想