今年の総決算’０８

というわけで毎年恒例のくせしてもうほぼ忘れ去られている本ブログの恒例行事
帰省する前に書いてしまうことにする

本

・「広瀬正全集１〜６」（光文社文庫　復刊）
・「Boy’s Surface 」　（円城塔　早川SFシリーズJコレクション）
・「妙なる技の乙女たち」（小川一水　ポプラ社）
・「天の光はすべて星（フレデリック・ブラウン　早川文庫）
・欠番
強い物語、広瀬正全集、創元の日本SF強化と復刊モノが脅威を誇った感のある08年。しかし前年からの日本SFの勢いも止まってはいない。そんな年。
・・・すんません、まだ「ハーモニー」「サイエンスイマジネーション」を読んでないんで。読んでたら入れたかもしれんのだが。

タイムマシンのつくり方 広瀬正・小説全集・6 (広瀬正・小説全集) (集英社文庫)

全集の最終巻。タイムマシン物ここに極まれり。その一方でちょっとコワい一篇も。

Boy’s Surface (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)

定義を書き換えることで違うジャンルを開拓する、という新手法（！）で描く恋の形。文字でしか表現できないからこそありうる形態か。前作同様、読んだあとは10分ぐらい脳が停止する（ぇー

妙なる技の乙女たち

システムを支えているのはいつも人である。エキゾチックな風景といい汗流して働く人々、これぞ本領発揮といったところ。

天の光はすべて星 (ハヤカワ文庫 SF フ 1-4)

星にかける男の一代記　といえばハインライン「月を売った男」＆「鎮魂歌」が印象深かったが、こちらも一人の老人の新たな挑戦を描いた傑作。ラストに合わせた表紙イラストもよし。

映画

今年は「映画」で独立してカテゴリできるほど見ていないので自重する！
逆に最悪なものを見ちまったのもあるんだが。

映像・ゲーム等

・「トリノホシ　〜Aerial Planet〜」　PS2
・「空の境界」映画　杜の都では先日５章まで（まとめて）上映
・「アイ・アム・レジェンド　コミック版『シェルター』」（DVD映像特典）
・「クローバーフィールド HAKAISHA」映画
・欠番
なんだかんだでゲームもアニメもそれほど新しいものをやっていない。みんな次世代機でしか出てないとかこっちで放送してないとかばかり。次世代機で出ているゲームを無理やり移植したものはろくなものがないという事実もあるしな

とりあえず「話題作りと釣りは違う」ということを制作側は認識すべき。
…俺の好きなモブはなぜいつも死んでしまうん？いや、モブどころか主役クラス、ということすらあったけどな！ふざけんな！

ガジェット

・ZORAC＆VISAR（我が家のオーダーメイドPC）

右が05年から稼働していた１号機ZORAC、左が秋から登場した２号機VISAR。VISARはCore2Duo採用。新型機のくせにFDDがあるのは部室に貯まっていたデータの処分用（ぇー
埃だらけの我が家でよく頑張った！感動した！試験期間も(いい方向でも悪い方向でも）自分を支えたPCたち。名称は結局巨人たちから取らせてもらったが、この調子だと三号機は「JEVEX」？これだとクラックされまくりそうで怖いなぁ。とりあえず変則ATX規格の電源を探さないことにはZORACは使えないので現在はHDDだけ箱に詰め替えられて凍結中。うまくいけば鯖マシンとかに使ってみたいとは思うのだが。
・単座モーターグライダー（「トリノホシ　〜Aerial Planet〜」）
親父のフィールドワークの必需品、転じてヒューゴーの命綱。
一般的フライトものと違ってヨー操作はないが、翼をたたんでの急降下とストール・マヌーヴァ＠カンナミも真っ青の180度急速ターンが可能。まったり飛びながら鳥の撮影が非常にツボだった。これをAFRIKAやFarCry2ばりのグラフィックでできたらどれだけ凄いことか。ただ、制限高度リミッタを無視して無理矢理山を越えようとするとガリガリ削るのが恐ろしい*1。距離制限があってもいいから足で接地＆移動できるようにしてほしかったかも。
・ZT-A/G Anubis(γ)（高速機戦LANDMASS）
マス王家最後の皇女、エレニス率いる「オッドアイネスト」の最終兵器。パワードスーツで構成される騎士団　というと・・・ルーミス騎士団（これまたred Eyes)？
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0804/22/news095.html
なんというか、全員に配給されたので使ってみたが恐ろしい機体だ
・直撃以外でもダメージをゴリゴリ与えるHE弾を撃ってくる狙撃ライフル
・出会い頭で遭遇してもこちらが反応する前にロングパイルバンカーをブチ込まれる(効果・相手は死ぬ)
・これでも優遇されてるのにさらにエンジニアクラス以外で唯一のレーダー持ち
うーん、こんな機体を納得できる形で支給するのは難しいだろう

…なんでサービス停止なんじゃあ！このパワードスーツをぐりぐり視姦するだけでもかまわんのでなんとかしてくれぇぇぇ！！
噂では本国でのこのチート機体Anubis配信を巡ってけっこう揉めて、人が減ったため本国でも開発中止となったのがサービス停止の原因だという。むぅ、亡国の姫の救世主のはずが現実世界では滅びの原因とはこれいかに。それ以外でも「ブーストが使えるくせにUnrealよりも鈍重」「メカものはどっちかというとTPS向け」といった点はあるけれど。
いつの日かまたマス島で会わんことを切に願うものである。
・大量破壊兵器　Weapon Of Mass-Destruction（種々のアニメ）
かの大統領は「Weapon Of Mass-Construction」と言ったそうである。それってあんたの国が「いっぱい」作ってる物のことじゃね？
ディメンジョンイーター「リトルガール」、フレイヤ、メメントモリと今では「悪」＝「大量破壊兵器をぶっ放すほう」を差すようである。

ああ、そういえば俺も「核バンカーバスター」でゲームをクリアしたところだった。FALLOUTでは自分で核を起爆する＆その後の街の住人に会うイベントが削除されたと騒いでいたが、こちらは普通にゲームクリアに必須事項として核発射が入っていた。起爆後の惨状を描かなければいいのか？
・散香マークB（スカイ・クロラ）
先尾翼のやられ役(断言）　なんかラインが現実的になった分際立った特徴が無くなってしまったような気がする。泉流みたいにいかにもWW2してるほうが奇形が目立っていい、と思ってる自分はだいぶ英国面に侵されてる。
ところで三ツ矢はどうしても色白な「黄色の４」＠AC04に見える。あれだけできるならエースコンバットの映ｇ(無理です

その他

今年はSF界でたくさんの方がお亡くなりになりますた。ご冥福をお祈りします。誰かクラークの遺骨木星に撒いてやってくれ〜
部活動としては共同合宿開催でなかなかいい時間が過ごせたと思う。

個人的な方では苦労が多かった。これ以上忙しくなってほしくないものです

まとめはこのくらいにして
来年もよろしくお願いします。ではよいお年を。
（ちゃあしう）

*1:いちおうフィールドを張ってある程度の衝撃は緩和されるらしい