杜の都のSF研日記(アーカイブ)

旧「杜の都のSF研日記」http://d.hatena.ne.jp/sftonnpei/ 内容を保管しております

神奈川南西ひとり旅

社会人を目指す2週間の修行のさなか、土日は休みをもらったので神奈川県をちょっくら周遊することにする。某大会などでYOKOHAMAにはそれなりに行ってるので、今回はもちっと南のほうへ。
今回も本職のデジカメを忘れてアドエス頼み 指とかいろいろ入りまくり

鎌倉&江ノ島

レンタサイクルで駅〜七里ヶ浜護国寺鶴岡八幡宮までぐるりと移動。安い自転車を借りるとやっぱりブレーキがうるさいわサイズが微妙に合ってないわでなんとなく危険。このへんは変速機つきや電動アシストといったものを予定と兼ね合わせて考えるべきか。でも護国寺からの下り坂はそれなりに交通量も少なく爽快だった。当然体を動かすので、他の場所も目指すなら着替えと日焼け止めを忘れずに(自分は見事に忘れた) 。現在、「終わりなき戦い」のレーザー訓練後シーンみたいに皮膚がボロボロ崩れて恐ろしいことに。
  

竹林の護国寺と、苔むした階段の杉本観音 。観音までの階段で三人とすれ違ったが、そのうち2人は運送会社の人だった。まぁ、朝九時なら当然か
 


鶴岡八幡宮&現代美術館で坂倉順三の近代建築関連展示を見る。多数の青写真をその場でめくって見られるのは興味深い。
 
このあと江ノ電で移動。いったん降りて大仏を見てから特に目的意識もないものの江ノ島へ移動する。
コロッケは昔の駅弁売り風にホームで買える。
  
鋳物の内側からの映像はちょっと興味深い。でもこのために背中に開けられた窓が・・・ 金はさほど持ってきてなかった+既に疲労の色が見え始めたので銭洗は諦める。大仏を写していたらカメラが紫になるエラーに遭遇。撮影はできず、記録には残っていない。再起動したら直ったが、どういう「ご利益」だ?
  

先輩方から「江ノ島行ったら生シラス丼食っていけ」と言われていたので迷わず探してみる。とはいうものの、人気店でしかも週末はそう簡単には入れない。「焦るんじゃない 俺は腹が減っているだけなんだ。」一山上ってほとぼりが冷めたら などと考えて移動する。
 

しかし流石に我慢できなくなってきたので、山の上で寄った近場の食堂で満足することに。ん?この雰囲気は?
分からない デジャヴというやつか?
まいったな・・・ピーンときたのになあ
・・・いかんなタイミングがズレてる
俺・・・いったいなにやってんだろ
 

・・・そうか ようやく自分が置かれている状況に気が付いた
「これってゴローさんのたどった道じゃね?」
そういえばなんか坂道を登っていって何とか丼とかにの入った汁物を食う話があったような。 さっきからトビに気をつけろという看板があったが、なんかトビが飛んでくるとかそういう展開もあったような・・・

孤独のグルメ 【新装版】

孤独のグルメ 【新装版】

ずばり江ノ島丼のエピソードじゃないか よく見ると新版の表紙も江ノ島だな


つまりだ
「自分はそうとも知らずに『孤独のグルメ』のルートをたどり、それに途中で気がついた」
俺は・・・夢でも見ているようだ・・・
最初っから調べてきたつもりで外してきたことはあったが、無意識で気づきもしないのに足がそういう風に動いたのはこれが初めてである。むぅ。そうと分かれば下調べしてきたものを。結局ゴローさんとは違う店で違うものを食べたわけだが、まぁ計画も何もなければ旅とは本来こういうものだ。やっぱりこういうとこで食う物に文句言っちゃいけないぜ。あと、こういう事実もあるらしい>http://ja.wikipedia.org/wiki/江ノ島丼
次はシラスとシラスでシラスがダブっている半シラス丼*1だけでなく半江ノ島半シラス丼なるものも作ってほしいものだ(何) 帰りは食ってもないサザエの殻を「自由にお持ち帰りください」ということでゲットする。今はテーブルを飾っている。
 


宿泊する大船に帰ってきての夕飯は大船名物「鯵の押し寿司」&江ノ島ビールと鎌倉サイダー。栓抜きが常備されてなかったので、ネットを頼りに「ホテルのドアの穴」を使用して悲惨な目にあうのは俺で十分です。縦に入らないときは素直にフロント呼ぶか店を探しませう
 

横須賀

二日目は海軍とカレーと安全保障なアメリカンの町、横須賀へ。
三笠公園と記念館として保存される日本海海戦の立役者・戦艦三笠。入り口を信じて直進すると米軍私有地へ誘導される罠。騙しやがったなYankee!!!!! 正しくは、この入り口を通過後右折して道なりに進む。
 
正面には東郷平八郎銅像もあり。海軍式敬礼*2をお忘れなく。百発百中の砲一門のことは一時的に忘れましょう
  

内部は連合艦隊はもちろんロシア側(の無茶な世界一周)についても詳しく、下手な地方の資料館よりも中身が詰まっている。時間をつぶす程度と考えてると1時間近く持って行かれるかも。
 

その後は「世界最強*3」第七艦隊と、海上自衛隊総司令部周りの艦艇をぐるりと見学できる「YOKOSUKA軍港めぐり」。マニアな皆さんばっかりだと思ってたが、家族連れもお年寄りも女性もまんべんなくいるため、意外な人気スポットらしい。
我らが原子力空母USSジョージ・ワシントンは長期航海中でお留守。USSニミッツは一時寄港する「前日」だったので目撃できず。あと、それを追って現れる取り巻きにも遭遇しなかった。
  
米軍のアーレイ・バークイージス艦(ジョン・S・マケイン &カーティス・ウィルバー)をはじめデカ過ぎて海自側の港に入れず、第七艦隊の敷地に入ってる新鋭ヘリ護衛艦「ひゅうが」などもあった。給油施設のある吾妻島を回って護衛艦・掃海艇・音響観測艦といった主要艦船と指令施設が並ぶ長浦港へ、そして運河を通って戻るルートを通る。ふだんは外洋にいるので港ではお目にかからない掃海母艦「うらが」が珍しく停泊してたほか、二代目が就役したものの引き取り手がない限りはスクラップになる運命の初代「しらせ」も停泊中。長い氷との戦いの傷跡が歴戦の兵であることを実感させる。誰か2億以上出せて場所があれば引き取れるかもしれないらしいのだが。また、ガイドの人は練習艦「あすか」のことを、「自衛隊一鋭い艦首の船です。自分が前付き合ってた人みたいです」と言っていたが果たしてどんな人だったのやら(間違っても赤が大好きなあの人ではない・・・はず おそらく)
  
あと、民間船だが超大型クレーン船の真下をくぐるサービスもあり。来る日によって見られる物も、手を振ってくれる人も違うようだ。今回は米軍の警備艇からのマッチョな歓迎もあった。

 
乗り場近くの公園にて 長門俺の嫁?いえいえ、長門はみんなの嫁です
(でも「射手座」の長門は私がもらっていきますね)


名物はなるべく口にしていきたいところだったが、腹と相談した結果、よこすか海軍カレーだけを賞味するにとどめる。条件が許せば巨大バーガーをペッパー博士で流し込む超ジャンク飯をさらに追加するのも良かったんだが。
 ・・・しかしこういう店は人が多いと一人で入るのはさすがにはばかられる物があるな。ただでさえ待ってる人の前で一人席に座って晒し者になってるのに。普段一人旅をしている弊害ではある。
 

というわけでネタ成分はほどほど(というか、さほど考えてなかったが勝手についてきた)に終了。
・・・さぁ、現実に帰ろう。リセット前に終わらせることは沢山ある。
(ちゃあしう)

*1:生&ボイルドが半々 生は水揚げがいい日しか味わえず、当日はどの店先にも「本日入荷」の文字が並んでいた

*2:右目横で肘を張り出さず垂直に近く。右手でするのは「常識」である

*3:純粋な比較は難しいが、旧東側&中国お得意の「巡航ミサイル飽和攻撃」が美しい勝ち方とは言いがたい その一方で空母機動部隊の「航空戦力」でタコ殴りというのも海軍の勝ち方としてどうよ?という気もする