杜の都のSF研日記(アーカイブ)

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老兵は死なず!まだまだ現役だ! ジョン・スコルジー「老人と宇宙(そら)」

老人と宇宙(そら) (ハヤカワ文庫SF)

老人と宇宙(そら) (ハヤカワ文庫SF)

人類は宇宙への進出を進めるも多種族に比べて圧倒的に不利だった。そんな人類の尖兵はなぜか75歳以上の「老人」によって構成されていた…
 元は著者のブログで連続公開されてた作品なんだとか。タイトルがタイトルだけに表紙でミスリードされてるのかと思いきやホントにそうなる
と知ったときはありがちと思いながらもしてやられた感じ。ただスキップドライブの原理云々はゴースト部隊とロマンスで逃げられた気がしないでも
ないが。宗教観と異星人と戦争という視点はある意味で近年の周辺事態を踏まえたものなんだろうか。よくあるしごき教官が罵倒ネタに困るシーン
など、古典(「宇宙の戦士」等)からちょっとずらしたジョークが面白い。

燃えつきた地図 長編ゲームレビュー「GERMS・狙われた街」

密林やショップでデストロイ オール ヒューマンズ!が大ブレイク中だそうで。東京では出荷数のせいか入手するのも困難だとか。
クリプト君をさらに製造して達成率を100%にしたが、あれ以上には何も出なかったので(当然、12話はなかった)隠し要素として
はここまでなのだろう。プローブ集めに精を出すよりは新しく始めて、聞いていない会話を回収するほうがいいと思う。
参考:元ネタまとめwiki
http://www28.atwiki.jp/cryptosporidium/
こういう感じの「トンデモ」と言うかSFの基本的「第三種接近遭遇」はよくゲームの導入として使われる。
THE地球防衛軍しかり、UFO A day in the life しかり。侵略だって言ってみれば接近遭遇の延長上に
発生した事態であるわけで、異星人と戦うゲームは枚挙に暇がない。
しかし、このゲームのような濃いトンデモネタ+街を自由に散策できる箱庭ゲームを
初代プレイステーションで行おうとした無謀なソフトが実は存在するのである。

GERMS 狙われた街

GERMS 狙われた街

「ジャームズ・狙われた街」 売り文句はずばり「地球侵略心理アドベンチャー」という。
実はパッケージが裸体というなんだかPSソフト市場最も危険な香りのするソフトだ。
ぱっと見では気づかないけれども。

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