杜の都のSF研日記(アーカイブ)

旧「杜の都のSF研日記」http://d.hatena.ne.jp/sftonnpei/ 内容を保管しております

かぐや ハイビジョン画像を撮影

 ついに来ました待ってましたっ
 かつてカール・セーガン博士はボイジャーにカメラを載せようとして反対された。
「可視光データなんか科学の役に立たねーよ!」と。そんなものより乗せるべきセンサがあるだろうと。
しかし、市民(そして納税者)に一番訴えるものはビジュアルだと力説した博士は最終的に
カメラ搭載を承諾させ、そして結果はご存知の通り。理科の教科書でボイジャーの画像が載っていない教科書は探すのが難しいほど。


画像を見て最初に思い出したのはクラークの「大渦巻II」。

この身一つで宇宙へ飛び出した主人公の前に現れる希望の光 それがこんなにも
小さな存在であると知るとなかなか感慨深いものがあります。


問題は「かぐや」後なんですが、どうなるでしょうなぁ。
氷はまだ確実ではないし、核融合も先はまだ長いわけで、月への視線は熱いものの
果たしてどうなるかはまだ「??」が多い気が。
実利と宇宙科学分野の配分も難しいところ。なんかブレイクスルーはありませんかのぅ。